8月の杓子山 | 蝶のパラダイス
昨日(21.AUG)は、標高1597.6mの杓子山に登って来ました。
河口湖 IC から近いので、都内からのアクセスも良いです。
高座山(1304.4m)を経由し、ハングライダーテイクオフポイントを見学しつつ、急登あり、ロープあり、距離は短いですが、登りごたえありのコース。
山焼きがしてあったりと、整備されている印象です。
景色も素晴らしく、関東富士見100景にも選ばれています。
不思議な山で、あまり見たことのない植物の宝庫です。
そして、それらの花に集まる蝶がいっぱい。
登り始めはカヤトに混じり、下界ではあまり見られない花が咲き、写真を撮ったりしていて、なかなか先に進めません。
急坂を登ったり、顔にたかってくる虫を払いながらの登山です、目の上をさされました。多分、ブユだと思います。帽子のきわも2ヶ所。
今朝は、右目瞼が腫れてノーメイクで出勤。
こんなの初めてで、やっぱり、黒い帽子は虫が集まるって本当です。
今回初めて、買ったばかりの登山用でない黒のナイキのキャップを被って行ったのですが、刺されたのは三人中私だけ。
頂上は、ヒヨドリバナの蜜を求めて、アサギマダラが飛び交っていました。
視界に入るだけで10匹はいました。
アサギマダラはとても美しい蝶で、黒と茶色に縁取られたペールブルーの羽を持ち、青空に透ける姿はステンドグラスのようです。
海を越えてタフな旅をする蝶だけあって、飛び方も優雅。
羽をあまり羽ばたかせないで、ふわっと長時間風に乗ります。
動画を撮ればよかった。
ともかく、ヒヨドリバナはアサギマダラのお気に入りの花です。
その他にも、アゲハチョウの種類も数匹。
カラスアゲハもいました。
景色は、と言うと、残念ながら、ガスってしまって、視界は開けず。雲の中。
晴れていたら、この鐘のあたりにどかーんと大きな富士山。麓の富士吉田市。
西側には、一昨日登った北岳をはじめ間ノ岳、農鳥岳。甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山。大菩薩山系。東京都の最高峰雲取山。奥秩父。
山中湖のその向こうには相模湾などなど。
360度のパノラマが見えるはずだったのですが…
まだまだ気温が高い日が続きますが、山はすっかり秋の七草が咲き始めていました。
ススキも、穂が出て来ました。秋の五草まで見つけた。
あとは、クズとフジバカマですが、最近フジバカマは見ていません。
今、準絶滅危惧だそうです。
と言う感じで、杓子山で遊んだ一日でした。
一昨日の、北岳の高山植物も標高の低いところでは見られないものが多かったので、もうひとつblogを書いているので花に興味があったら見てみて下さい!
ssawwaves's blog (山野草)
http://ssawwaves.hatenadiary.com/entry/
杓子山は、コースがいくつかありますが、頂上付近と、コースによっては、急登があるので、登山靴が良いと思います。冬は登った事がないですが、雪は少ないようでも、凍った時は、軽アイゼンが必要なくらいに傾斜はあります。
地図のチェックや登山情報はとても大事だと思います。