東京国立近代美術館 | 鏑木清方<築地明石町>
「鏑木清方 幻の<築地明石町>特別公開」を観覧する為、東京国立近代美術館へ、行って来ました。
東京国立近代美術館は、皇居近くに建つ、日本で最初の国立美術館です。
東京駅からは、丸の内中央口から丸ビルと新丸ビルの間を抜けて、噴水公園を右に折れれば後はお濠沿いです。いいお散歩コースで、徒歩20分位でしょうか。
私は、いつも車で行くので、北の丸公園の駐車場に止めます。
ただし、人気者のライブが武道館である時はたいていは駐車できないので、それはチェックが必要です。
鏑木清方(1878〜1972)の「築地明石町」1927年作 は名作と言われながらも、1975年以来44年間も、所在不明となっていたそうですが、今回再発見された事により、「新富町」1930年作と「浜町河岸」1930年作とともに、幻の美人画三部作を、MOMATが新しく収蔵した事を記念し、特別展が開かれる事になったようです。
展示作品は全14件25作品と多くはないのですが、どれもノスタルジックで、祖母が若かりし頃の風俗だと思うと、鏑木清方が残したかったものが、少しだけですが祖母との思い出とリンクしたりもしました。
どの作品にも、微妙な季節のうつろいが描きこまれていて細部にも目が奪われます。
11月1日〜12月15日までで、思ったより短めです。
天皇御即位記念の大嘗宮が11月21日から12月8日まで公開されているので、東京国立近代美術館は、出口となっている、北桔橋門からすぐなので、立ち寄ってみてもよいかもしれません。
それから、東京国立近代美術館の私の個人的なおススメは4階の休憩室「眺めの良い部屋」明るくて大きな窓から、皇居の石垣や松や樹々。丸の内のビルを眺めながら椅子に座ってのんびりできます。
ちなみに、北桔橋門は退出専用門で、大嘗宮を見学するとしたら、坂下門から入場するようになっているようでした。
ランナーの方もこの期間はコース制限がされている感じがしました。(たぶん)
近くまで行ったしこの時ばかりなので、大嘗宮見学に行きたかったのですが、坂下門まで歩く気になれず、挫折しました。
外国の方のみならず、やはりこのお濠の石垣は目を見張るものがあります。
写真に収めている人が沢山いました。