Melbourn | のんびりと歩きたい Royal Botanical Gardens Victoria
個人の趣味として、植物園が好きです。
子供の頃から、近くに植物公園があり、どんな季節も訪れるのが楽しみでした。
Royal Botanical Gardens Victoria に行ってきました。
1846年に造園され、年間180万人を超える来園者で賑わうそうです。
38ヘクタールの園内に50000株、12000種の植物を栽培していて、50種以上の野鳥が生息しています。
入場無料!
あいにく私たちが行った日は、7月で小雨がパラパラと降り、来園者少なめ。
戦争慰霊館側のエデュケーションエントランスから入りました。
まずは、ガイミア・リリーがお出迎え。2m以上はあったかな?
花期はこれからのようでしたが、赤い大きな花が咲きます。
日比谷花壇で稀に入荷され、一本のお値段は30000円以上とか。
お花やさんでもあまり見ないお花が地植えです。
感激。
アラウカリア(Araucaria)とも呼ばれるナンヨウスギの仲間がちらほら。
南半球に自生するスギではなくマツなのですが、日本では、見慣れていないし、オーストラリアらしくてよいです!
オーストラリアの森を歩いているような小径もあります。
ヒースやコレアが咲いている時期でした。
コレア(Correa)はミカン科でオーストラリアの東部に自生していて11種26亜種あり、種間で自然に混成しているそうです。日本でも品種改良種がフクシアと言う名前で出回っていてかわいい花。
見上げる高さのユーカリの木も、オーストラリアではガムと呼ばれています。
ガムは500種類もあり、変種も入れると800から1000種にも及ぶそうです。
葉はテルペンを放出するので、気温が高いと林のテルペン濃度が上昇し自然発火してブッシュファイアーが起こるそうです。
去年の12月はグレートオーシャンロードが部分的に通行止めになるほどの山火事があったそうで、その道を車で通過した時、道沿いギリギリまで焼け跡がありました。
アカシア(ワトル)も種類がたくさんあり覚えられません。
ワトルはオーストラリアの国花でもあります。
黄色くてふわふわのひよこみたいなかわいい花ですが、種類が多い……
全部違うんですよね。これから満開を迎えるようです。
日本でも、桜が咲くより前に咲いていますよね。
こちらでは、冬の初めから咲き始めるようです。
竹やソテツも多くもありました。
7月のメルボルンは椿が満開でした。
Camellia Japonica (ツバキ)は日本原産の花ですが、こうしてCamellia Collectionのコーナーがあったのは自分が生まれた国の原産の花というだけで嬉しかったです。
ココ・シャネルがアイコンに選んだくらいですから、世界中に愛される花なのでしょう。
季節がズレていましたが、バラ園、ハーブガーデンもありました。
多雨林地帯の代表格、締め殺しのイチジクが実っていました。
この植物の生態については簡単に過去記事で書いています。
ドラマティックな植物です。
熱帯植物の温室もありました。温度差でレンズが曇り何も写真は撮っていませんが!
黒鳥が泳ぐ湖では、竿で漕ぐ小舟に乗って庭園を湖から眺めるアクティビティもありました。A$25
歩くとお腹が空きます。
美味しいベトナム料理のお店もありました。
お昼はここでいただきました!
ビジターセンター内のジャーディン・タンです。
フォー。バインミー。
フラットホワイト(エスプレッソにスチームしたミルクを注いだもの)
ちなみにコーヒーは 5 SENSES のもの。
Specialty Coffee Roaster - Coffee Beans | Five Senses
ミルクは Schulz Organic DAIRY のものだそうです。
http://chulzorganicdairy.com.au
美味しかったです。
室内なのですが、どこからか、鳩やスズメが入ってきて、食べこぼしをつついています。
小雨だったので、芝生に座ったり、たくさん写真を撮ったりできなくて残念でしたが、充分に楽しめたと思います。
メルボルンの夏になると、広場で、ムーンライトシアターと言って、映画も上映するらしいです。いいですね。
植物の好きな方、鳥の好きな方、時間があったら是非歩いてみて欲しいです。