熱川バナナワニ園 | 世界の珍花らしいです。ワイルド・ポインセチア。
先日、熱川バナナワニ園へ行って来て、一目惚れしてしまった植物を紹介したくなりました。
熱川の温泉の熱を利用した温室で咲いていました。
外は、12月で寒い中、ヌクヌクの温室で生命力を発揮していました。
まずは、この花に付けられていたプレートをそのまま記します。
世界の珍花
八重咲きショウジョウトラノオ
warszewiczia coccinea Kltzsch 'David Auyong'
原産地:西インド諸島 ーアカネ科ー
ワルセウィッチア とも呼ばれ、八重の品種にはデービット・オーヤンという品種があり、世界には1クローンしかない貴重品です。
繁殖は挿し木や取り木によりますが、発根が悪く、繁殖率も悪いので、いつまで経っても入手難の貴重品なのです。
と、いう事で、珍しいのだそうです。
確かに初めて見ました。原産国は、西インド諸島、中米、南アメリカの熱帯。
真っ赤な藤の花って感じです。エキゾチックです。
この鮮やかな赤い色の部分は花ではなく苞で、この時は開花していませんでしたが、小さな目立たない黄色い花弁の花が咲くらしいです。
藤の様に垂れ下がり、キレイです。
パナマなどでは、普通に栽培されているそうです。
学名のカタカナ読みは、発音の違いからか、ワルセウィッチア・コッキネア や ワルスゼウィクジア・コッキネアなどと書かれています。
属名はJ.Warsezewiczというポーランドの植物収集家にちなみ、小属名のcoccineaは赤いという意味です。
別名は、ワイルド・ポインセチア (wild poinsettia)、しかし、クリスマスフラワーであるポインセチアは、トウダイグサ科。ワイルド・ポインセチアはアカネ科なので、ポインセチアの仲間では無いです。
プライド・オブ・トリニダード・トバゴ (pride of Trinidad Tobago)とも呼ばれています。トリニダード・トバゴの国花となっており、イギリスから独立した8月31日頃にこの花が咲くのが由来のようです。
トリニダード・トバゴでは、チャコニア (chaconia)とも呼ばれているようです。
この国には行ったことがなく、私が持っているキーワードは、カリプソ、スティールパン、ニッキー・ミナージュさんくらいしか無いです。
和名に、ショウジョウと付く、動植物はそこそこいますよね。花は赤系のものにショウジョウと付きます。
じゃあ、ショウジョウって何だろう。
「猩猩」とは、能の演目にもありますが、架空の動物で口承による伝説であり、どのような様相かというと様々なのですが。
Weblio辞書によりますと、「しょうじょう」とは、
① オランウータンのこと。または、オランウータン・ゴリラ・チンパンジーをさす。
自然な環境で咲いていて、ハチドリなどが蜜を吸いに来る光景を見てみたいと、思いを馳せてみました。
その他にも、熱川バナナワニ園には、他にもフォトジェニックな植物が沢山あります。
オオオニバスもその中のひとつ。
パパイアの花も初めて見て来ました。
めちゃくちゃカワイイ、ニシレッサーパンダも13頭もいるんですよ。
もし、近くに行く機会があったらよってみて下さい。
私は友人達との、一泊忘年会旅行の帰りによりました。
動植物が好きな方なら楽しめると思います。
11月の三頭山 | 紅葉と青空!
11月10日(日) 三頭山 に登ってきました。
山頂 (標高1531m) が東京都奥多摩町檜原村と山梨県上野原市と山梨県小菅村にまたがる山です。都民の森となっています。
年間通して、野鳥の観察や、ゼフィルス探し、寄生植物のガイド、哺乳類の痕跡探し講座などなどの、自然教室も行われています。
興味があるのですが、まだ一度も参加していません。
散策コースも数種類あり、お年寄りから健脚の方まで楽しめ、危険な所はなく整備されています。 台風19号の影響も、登山道で倒木を見かけましたが、今回の台風のものかはわかりませんでした。
今回は、11月に突入してしまったので、落葉の早い樹木は早くも冬モード。
でも、まだまだ、綺麗な紅葉も見られました。
今回の山行での紅葉を少々紹介したいと思います。
大きな葉っぱのホオノキは落葉が早いんですよね。もうすっかり落ちていました。
ダケカンバも全て落葉。老木になると、幹の白さが輝きます。
コミネカエデやウリハダカエデは見頃でした。
でも、風が強く吹けば、もうハラハラと散りそう。
ハウチワカエデの木も、すでに葉が残っていませんでした。
ハウチワカエデの紅葉のグラデーションは見事。形態も好きです。
コアジサイは黄緑に近い黄色に紅葉していました。
コアジサイは、額がない紫陽花なのですが、花が咲くと、とてもいい香りがして、私は紫陽花の女王だと思います。
6月中旬から7月初旬位に、白い小さな花火のような花が咲きます。
↓ こんな花です。
三頭大滝の周りはだいぶ落葉していました。
滝見橋からの景色は、夏は爽やかな緑に包まれるのですが、秋も良いです。
約7.6kmのコースなので、お昼頃には、駐車場に戻って来てしまいました。
頂上では、朝食はコンビニのおにぎりだけだったので、お昼は、三頭山荘で、美味しいヤマメの塩焼きをいただきました!
付け合せの小鉢は山の幸が味わえます。山菜はこのあたりで採れるものだそうで、ヤマメのお皿にあるクレソンは敷地内の水場に自生しているものだそうです。
↓ 都民の森の登山コースや、三頭山荘情報は 5月のBLOGに書いてありますので、気になる方は見て下さいな。
と、ここまで能天気に書きましたが、令和1年10月の台風19号で、奥多摩や周辺の山地の一部では、土砂崩れや川沿い、渓谷沿いの遊歩道や登山道の崩落、倒木など大きな被害がありました。主要道路では、日原地区での都道204号の崩落の復旧に時間がかかりそうです。
一部は、報道で知りましたが、思ったよりも被害が出ており、今までにない降雨量、河川が増水した様子が、まだ残っていました。
台風19号から1ヶ月以上経った現在でも、通行できないところがあります。
↓ チェックするのが安全です。
↓ 都民の森までの広域からのアクセスは、これが見やすいです。
奥多摩周辺の地図はあると便利です。
奥多摩登山詳細図/西編―雲取山・三頭山・御前山・鷹ノ巣山 全112コース
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11月の三頭山 | 晴れたぞ!富士山を見に!
お休みの日が久しぶりに良い天気に当たりました!
でも、遠出するには起きるのが遅かったので奥多摩に向かいました。
三頭山です。
この山の頂上からの富士山の眺めは、奥多摩では上位だと思います。
クリアではないけれど富士吉田市も見えました。
青空の山登りは久しぶりでした!
逆サイドからは、東京で一番高い山の雲取山(2017m)が昨日はキレイに見えました。
昨日、もし早起きして雲取山に登っていれば、南アルプスの冠雪した姿が見えたのになぁ。と、悔やんでも寝坊は仕方ないです。
即位のパレードも素晴らしい太陽の光に恵まれて佳い日でした。
紅葉は終盤でしたが、美しく紅葉している樹も残っていました。
続きは後日。
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10月の黒斑山 | 噴火警戒レベルはチェックしよう!
10月24日に黒斑山に行って来ました。
黄金色のカラマツの紅葉は美しかったです。
霧と小雨で浅間山は、見えませんでしたが、カラマツの紅葉にうっとり。
表コース:高峰高原ビジターセンター→槍ヶ鞘→トーミの頭→黒斑山頂上
のピストンでの登山をして来ました。
中コースと草スベリコースは、通行止めになっていました。
今更なのですが、黒斑山に行く際の注意点があります。
しっかりと噴火警戒レベルを確認していく必要があります。
今回はレベル2でした。風向きによっては、硫黄(二酸化硫黄)臭があります。
浅間山は、火山活動中なので、火口から火山ガスが常に放出されていて、ピーク時より少ないですが、1日あたり100トンの放出があるそうです。
予知できない噴火の可能性は無いとは言い切れないと思います。
槍ヶ鞘近くに避難小屋があります。
噴火時や雷などの、身を守るためのシェルター(避難壕)です。
火口から3kmの距離になります。
緊急時に備えて、高感度カメラと、赤外線カメラ、そしてスピーカーが、頂上近くに設置されていました。
2019年8月26日以降、噴火は発生していないそうですが、気象庁などHPでの火山活動状況は必ずチェックして行きましょう。
↓ このサイトは一目瞭然です。
浅間山の火山活動の状況には十分注意して、登山を楽しみましょう!
黒斑山は、春も花がたくさん咲いて綺麗な山なのだろうなぁ。
ハクサンシャクナゲは、早くも来春用につぼみを付けていました。
写真で切り取ると、計算して作られた庭園のようです。
と言うか、本来は庭園がこっちを目指しているんですよね。
今度行った時は、浅間山がスカッと見える事を期待します。
仕事を休める日が限られているし、いつも、そう上手いこと行かないんですけれどね。
10月の黒斑山 | 黄金色のカラマツ
この度は、台風19号の影響で、河川が氾濫していたり、登山道が崩落していたりで、どこの山に行ったらいいのやら。
昨日行って来た黒斑山も、チェリーパークラインの31番カーブ上の斜面が崩落し、一時は交通制限があるとのことでしたが、復旧していました。
目当ては、天然のカラマツの紅葉。
黒斑山は、長野県小諸市と群馬県嬬恋村の間に位置していて、標高2404mの馬蹄形カルデラ外輪山。
天気が良ければ、冠雪しているかもしれない浅間山と佐久平が一望できた予定。
昨日は、残念ながら、一瞬だけ雲が薄くなり明るくはなったものの、霧~小雨模様。
眺望は叶いませんでしたが、霧の切れ間から、数秒間、佐久平と浅間山が見えました。
しかし、黄金色のカラマツの紅葉は美しかったです。
ダケカンバも紅葉していました。
枝落としをしたりしていない、カラマツは、積雪や風に身をゆだね、魅力的な樹形です。
今日は、雨でした。
台風18号19号の被害に遭われた方には喜ばしくない雨です。
幸いにも河川の氾濫や断水被害がなかった地域に住んでいて、どこの山に行かれるかどうかと探すのですから申し訳ない気分です。
先週末は金沢に、北陸新幹線で行く予定でしたが、千曲川も氾濫してしまいました。
金沢に行くのを楽しみにしてはいたけれど、今回の被害の大きさを考えたら、被害に遭われた方の事、また、被害の波及効果で、経済的に厳しくなっている地域の事を考えると、なんとも言えない気分になりました。
10月の栗駒山 | 山がまるで絨毯のよう!
栗駒山は秋田県、岩手県、宮城県の3県にまたがる、標高1626mの山。
成層火山でもあります。
今回は、都内から、車でおよそ往復1000Kmの道のりを、この紅葉を見たいが為に日帰りして来ました。
登山口のいわかがみ平が標高1113m、東栗駒山(1434m)を経由して、標高差は500mちょっとだし、山行自体はハードでは無いので、行ってみよう!と言うことに。
低気圧があるのはわかっていました、雲との競争でした。
イワカガミ平の駐車場から、すでに山が赤い! AM07:10
目の錯覚かと思いました。すでに写真では見ていましたが、肉眼では視界が違います!
何しろ、高度が上がる度に景色が変わります。
サラサドウダン越しの紅葉!
東北の山は、関東や中部と違い森林限界の標高が低く、樹木の種類も違うし低木なので、目線で紅葉が輝きます。
思わず言葉に感嘆符がつきます。
この風景に、もう少し日照があれば、より色彩が映えたのにな。
紅葉の赤や黄色やオレンジ色の中に、絶妙にハイマツグリーンが織り込まれています。
AM08:24 この辺りから早くも、ガスが上がって来ました。
栗駒山頂上は、まだ見えています。
黄金色になっている所は草紅葉、日が当たると輝くのですが、贅沢は言えません。
十分に綺麗!
AM09:05 草紅葉の所まで来ましたが、風が強くなってしまいました。
雨にはなりませんでしたが、ガスの中の水滴が大粒で帽子や髪の毛はびっしょり。
この数分後、雲に追いつかれた!
栗駒山の頂上にある駒形根神社嶽宮が霧に包まれてしまいました。
ガスは5分と言わないうちに景色を一変させます。
勝手な予想では、AM11:00まではイケる予定だったのに。
こんなだったので、もう少し歩く予定だったのですが変更して、東栗駒山は経由せず、中央と呼ばれているコースで下山しました。
谷筋は帽子が飛ばされそうな風でした。
AM10:50頃にはいわかがみ平駐車場にもどりました。
栗原市岩ヶ崎にある、「山の駅くりこま」にて、お財布にやさしい値段の野菜を買い込み、帰路 に着き、AM18:00には帰宅し、夕食を作りました。
カーナビでは、若柳金成ICで降りるように出ますが、築舘ICのからでも迷わずに行かれます。高速料金はちょっとでも安い方がいいかな〜。
でも、どちらにせよ、贅沢な目の保養でした。
後日、手の届く目線での紅葉した葉の美しさを書きたいと思います。
山と高原地図 栗駒・早池峰 焼石岳・神室山 2017 (登山地図 | マップル)
- 作者: 昭文社地図編集部
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10月の栗駒山|まさに錦繍!
初めて見に行った東北の紅葉。
真夜中に出発して、7時に到着し登り始めました。
ちょうど、報道ヘリが来ていて空撮中でした。
しかし、9時前には、雲に追いつかれてしまいガスの中に。
束の間ですが、神の絨毯が見られました。
眠すぎるので、明日の夜に続く。
レンゲショウマを見に御岳山へ (2)
一昨日は、ケーブルカーで、御岳山駅まで行き、レンゲショウマ群生地で写真撮影まで行くところまでで SSAWWAVES's blogは挫折。
続きです。
ケーブルカーの御岳山駅から、御岳山頂の武蔵御嶽神社を目指します。
産安社を経由しても、御岳山駅からでも、山頂の武蔵御嶽神社までは、30分位では歩けるのではないでしょうか。のんびり歩けばもう少しかかります。
御岳山駅を降りて、鳥居をくぐり、参道を進めば、舗装された道が用意されています。
スニーカーで大丈夫です。
標高は929mですので、坂と階段は登ることになりますが、宿坊が並ぶ参道を登っていくと神代欅が現れます。
写真だと、大きさが伝わりませんが、標高840mの斜面にあり、高さは30m、幹の周りは8.2m、枝張りは23mと、巨大な欅です。
野鳥やムササビの休憩場所。
画面に収まりきらないフォトジェニックさん。
お土産やさんが数件立ち並ぶ、商店街を歩くと、鳥居が。
ペットを連れて登って来られる方も多く、ワンちゃん用も用意されています。
ここから、階段の連続です。自分のペースで一歩一歩。
階段頑張ろう!
いつもなら、この先を左に外れて(外れるのであれば山登りのいでたちをお勧め) 奥の院(1077m)を経由して大岳山(1266m)まで行くのですが、台風15号が接近していた為に、雲行きが怪しくなってきたので予定を変更し、お参りして来ました!
これが、御岳山頂上の武蔵御嶽神社です!
紀元前91年に創建されたと伝えられていて、都民だけでなく、海外の方も見かけるし、他府県からも参拝する方が増えているそうです。
御祭神も錚々たるメンバー。奥宮には日本武尊までもが祀られています。
日本でも有数のスピリチュアルプレイスです。
参拝した後に、見上げる。
大口真神も祀られています。ニホンオオカミが神格化したものです。
ヤマトタケルが、東征の際に、深山の邪神に道を阻まれ、山奥で道を失ったヤマトタケルと軍を導いた白狼に、「災いを防ぎこの地を守護せよ」とヤマトタケルが仰せられ、オオカミ(真神)がこの地に留まり、その神話の元に、信仰されて来たようです。
おいぬ様と呼ばれ親しまれており、そんなところから、ワンちゃんと一緒にお参りに来る方が多いんですね〜。
この宝物殿が見た目がこじんまりなのに、驚きでした。
素晴らしい国宝と重要文化財が収蔵されていました。
国宝「赤糸威大鎧」平安期
国宝「金履輪円文螺鈿鏡鞍・舌長鐙」鎌倉期
重要文化財「紫裾濃大鎧」鎌倉期 など。
武蔵御嶽神社は、武蔵国の支配者や武士の信仰を集めていたので、大鎧、太刀、刀、具足が多く奉納されており、日本の工芸技術の高さを鑑賞できます。
ただし、宝物殿は、土日祝日のみ AM9:30~PM4:00
時節により、臨時開館することがあるので、HPで確認する事をおススメ。
東京の山は、ミシュランで三ツ星を獲得した、高尾山が有名ですが、負けてはいません!
開運旅にもぴったりです!
GWあたりに奥の院まで足をのばすと、シロヤシオ(ゴヨウツツジ)に出会えるかも。
この美しい真っ白で清らかなツツジは敬宮愛子内親王のお印のお花でもあります。
見所たくさんの山です。
山地図ならこちらをチェック!
奥多摩登山詳細図/東編−大岳山 御岳山 川苔山 棒ノ嶺 全130コース−
- 作者: 守屋二郎,守屋益男
- 出版社/メーカー: 吉備人出版
- 発売日: 2016/05/25
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マイナーな節句(重陽)からのキセワタ
旧暦の節句は五つあります。
7月までは、認知度は高いと思います。
さて、9月9日の重陽の節句は、華道や茶道を嗜んだりすると、触れることがあると思いますが、一般的には、ほぼ節句として、認識されていないですよね。
私も、華道(池坊)を習っていなければ知らなかったと思います。
陰陽思想では、奇数が陽であるため、陽の数で一番大きい数の9が重なる日なので「重陽」となり、重なりすぎると不吉とか、またそれを吉祥という考え方に転じるとか、いろいろとあるようですが、何しろ、祝い事の日になったようです。
旧暦の節句の邪気払いは、植物に清めてもらうのが慣わしのようです。
重陽の節句では、邪気払いをし、長寿とアンチエイジングを願って、前日の夜に「被せ綿」(キセワタ)と言い、菊の花に綿をのせ、夜露と菊の香りを染み込ませ、その綿で身体を拭ったり、菊の花びらをお酒に浮かべて飲んだり、菊の花を生けたり(これは華道では風習が残っています)などしたそうです。
他の節句はまだまだ知名度もあるし、実施されていますが、重陽はやらないですよね。
バレンタインデーやら今や仮装パーティーと化しているハロウィンよりも、日本の節句なんですが、経済効果も期待できそうにないし、廃れてしまったのかな?
旧暦だった、平安時代とかに始まったようだし。
和菓子屋さんでは、9月になると「被せ綿」を模したねりきりが作られるようです。
菊の節句のお茶会に使われるのでしょうか?
その「被せ綿」(キセワタ)から名前をもらった花があります。
この花の花冠の上部に細かい白い毛が密生しているのですが、それを、花に被せる綿に見立てて名前がついたようです。
下についている花弁は色が虫の目に止まるように濃い色になっていますが、その色と比較して、上部の花弁は白く清らかな邪気を払う綿に見える?
花の名前は、見ようと思えば見えるかな?と言う感じのものに例えているのが多いです。
サギソウは、サギが羽ばたいているように見えるからわかりやすいですけれど。
キセワタは、説明が長かったわりに、なるほど〜ってならなくて、ちょっと残念。
しかも、マイナーな、と言うよりほぼすたれてしまった節句だし…
風雨の物凄い音響で寝られないです。
菊にキセワタどころではありませぬ。
レンゲショウマを見に御岳山へ (1)
18日ぶりのお休みなので、何処かに行きたいな。
台風15号が近づいているらしい。
雨の予報だったけれど、朝は晴れていて、西の方は雲がそれほど無さそうだったので、奥多摩の御岳山で第16回レンゲショウマ祭りが、9月16日までやっているとの事。
もはや、終盤にさしかかったレンゲショウマを見に行ってきました。
大岳山まで行ってみようか。とも言ってもいたのですが、レンゲショウマを見ていたら雲行きが怪しい感じになり、遠くで雷が鳴り始め、雨も降って来てしまったので、武蔵御嶽神社(御岳山頂上)に行き宝物殿を初見学した後、帰って来ました。
そのおかげで、御岳山は山登りだけではなく、スピリチュアルプレイスとして有名だという事を認識しました。
御岳山は、車で行く場合は、圏央道の日の出ICから、国道411号、都道経由で30分位。
カーナビの目的地は「御岳登山鉄道滝本駅」電話番号:0428-78-8121に設定。
「御岳山」で入力すると、通行止めの道になってしまうので注意!
電車の場合はJR青梅線でJR御嶽駅から西東京バスで10分で、ケーブルカーの滝本駅に着きます。
駐車場は、1時間350円。上限額が1400円です。御岳参道には、1000円の駐車場もあります。
このケーブルカーはかなりテンションが上がります。
もう一台の方は、グリーン。
滝本駅の標高が407m。御岳山駅の標高が831m。なので標高差が424m。
平均勾配が22度で関東最大だそうです。
6分間のトラベルタイムです。
途中の634m地点を通過する時に、スカイツリーと同じ高さです。というアナウンスがあります。
一気に、御岳平がある御岳山駅まで!
もちろん、歩いて登るコースもあります。
御岳山駅は、GWころは、藤が綺麗です。
御岳平からの眺望は、天気が良ければ、都心方面、スカイツリー、横浜方面まで一望できます。
レンゲショウマお祭りイベントは、日にち指定で、いろいろあったそうですが、ほとんど終了していて、最後に9月14日(土)は、無形民俗文化財に指定されている、薪神楽が行われるそう。幻想的なかがり火の中での神楽だそうです。
レンゲショウマはと言うと、
いかにも、咲き残り。でも、蕾もありました。
もう少し、早い時期に来ればよかったかな?
でも、本日は、空いていました。
この花は、色合いが美しく、下を向いて咲くところが魅力なんだろうと思います。
花弁のような萼(がく)も蝋細工のようで美しいな。
御岳山頂上については、つづく。